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皮から革になるまで

もうずいぶん日にちがたってしまいましたが、
2月のとある日、友人のNちゃんと、姫路の新喜皮革さんへ革工場の見学に行ってきました。
新喜皮革さんは、日本の中では数少ない馬革を生産される会社です。
見学希望者のために充実した見学コースを用意してくださっていました。

初めての街にドキドキ、初めての経験にドキドキ。




案内してくださったのは、おしゃれでかっこいい角本氏。
さりげなくコードバンのベルトが似合ってました。


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こちらは塩漬けにして保存されていた皮を、大きな槽の中で洗っているところ。




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こちらはクロムなめしを槽の中で行っているところ、だったかな…。
すみません、時間が経つにつれ、記憶が曖昧に…。



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このずらっと並んでいるものは、乾燥中のコードバン。
というか、コードバンの部分を含んだ馬革、と言った方が正確のようです。
今までは馬のお尻の部分をコードバンと呼ぶ、ぐらいの曖昧な知識しかなかったのですが、
コードバン、というのは、皮の繊維の密な部分の名称であって、馬の場合はそれがお尻の部分にある、ということです。
他の動物ではまた違う部分にコードバンがあったりするのです。

しかも馬の場合、お尻の部分が全部コードバンであるわけではなく、馬によってコードバンの部分が大きいものや小さいものがあり、価格もそれぞれに違うのだ、
ということでした。

上の写真の情景、角本さんは、宝の山、とおっしゃっていました。

乾燥が完了したものは、等級別に分けて保管してありました。
そこではコードバンの部分とそうでない部分の違いを、目で見て、触って、実際に体験することができました。





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こちらは革の仕上げの作業中。
グレージングという工程だったと思いますが、この機械にかけられると、革の表面が見事につやつやになっていきます。
熟練の職人さんの手にかかるといともたやすそうに見えますが、私なんかがやると、きっと手が挟まれてのしいかみたいになるに違いない。



まだまだ多くの工程があるのですが、新喜皮革さんのHPに、詳しい工程が写真付きで紹介されています。コチラ



なお、上の写真はすべて、一緒に行ったNちゃんの提供によるものです。
Nちゃん、ありがとうです!


ところで、革のなめし方には大きく分けて、タンニンなめし、クロムなめし、コンビなめしなどがあることは知っていたのですが、
やっぱり一番興味があったのはタンニンなめし。

革といえばやっぱりヌメ革、と思う人が、つくる側にも使う側にも多いと思うのですが、
使っているうちに色もつやも味わいを増し、育っていくところが魅力的ですよね。
そのヌメ革をつくるために必要なタンニン槽のにおいは、かなり強烈でした。
しかもなめすのにかかる時間が数週間から数カ月と、クロムなめしに比べて格段に長いのです。

作品に使うために購入するヌメ革は、とてもやさしい、香ばしいようないい香りです。
でもそれができあがるためには、あの強烈なにおいのタンニンの液に長い間漬けられる必要があったのです。
……なんだか、人間の成長過程を彷彿とさせる、奥深いものを感じます。





お昼過ぎまで姫路で有意義な時間を過ごした後、神戸、大阪と、駆け足でまわり、目的のお買い物をすることができました。
神戸は結構うろうろすることも多いですが、次は私にとって未知の地、大阪をさらに攻めてみたいです。


このたび、この機会を与えてくださったNちゃんに、心から感謝!
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by saksakdoh | 2011-04-16 14:06 | Trackback | Comments(0)
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